子どもがピアノを習い始めることになると、お家で練習できるようにピアノが必要になりますよね。
ちゃんとしたピアノがいいのか、電子ピアノでも十分なのか、ピアノを始めると一度は考えるこの問題。
ピアノ?それとも電子ピアノ?
今回はこの問題について、ピアノの先生をしている友達に聞いたことや実際に我が家どうしたのかについてまとめてみました。
ピアノの先生に聞くと、「グランドピアノが1番!」
ピアノの先生をしているお友達に聞くと、「グランドピアノ」が1番とのことでした。
グランドピアノってこういうやつ。
学校にも置いてある大きいピアノですね。
野球を習うのにプラスチック製のボールとバットで習わないでしょ?
と言われましたが、グランドピアノを置けるようなスペースや防音などの設備まで整えるのはなかなか難しいですよね。
グランドピアノが難しいようなら、最低でも電子ピアノではなく、アップライトピアノの方がおススメだそうです。
ちなみにアップライトピアノはこういうの。
壁にぺったり置くことができるピアノです。
いろいろなピアノ教室に体験に行ったときに先生方に伺いましたが、できればグランドピアノやアップライトピアノが望ましいようです。
ピアノ教室の中には
「電子ピアノしか持っていない生徒は受け付けていません」
と断っている教室もありました。
電子ピアノは結局電化製品だから楽器ではないよねぇ…
可能な限り、ピアノを用意した方がイイよ~
各家庭の状況によって難しい場合もありますが、基本的には楽器のピアノを用意した方がよさそうです。
我が家は、電子ピアノです
ピアノにするべきだとはわかっていながらも、我が家は電子ピアノを購入することにしました。
ではなぜ電子ピアノにしたのか。
電子ピアノを購入した理由は以下の2つです。
- 居住環境の問題
- 子どもに求めるレベル
居住環境を考える
電子ピアノを購入する1番の決め手になったのは、居住環境でした。
我が家は転勤族で引っ越しが多く、現在も賃貸マンションに暮らしています。
賃貸だと楽器不可のところが多いため、引っ越しをするときになかなか「楽器OK」という条件にあてはまる物件がないからです。
また、アップライトピアノを置くとなると騒音問題を解決するために防音対策をしなければなりません。
マンションでも内緒でおいている人も多いようですが、内緒で置くのであればトラブルにならないように気を付けましょう。
そういったことを考えると我が家は電子ピアノの方がよさそうかなと思いました。
子どもにどのレベルを求めるか考えてみる
そもそもどうして電子ピアノではなく、ピアノがいいのか。
気になって聞いてみると、先生方がそろっておっしゃったのはこういった理由でした。
- 電子ピアノでは表現できない
- タッチが違う
- 音が違う
上達して一定のレベルまで弾けるようになると、電子ピアノでは表現したい音が表現できないそうです。
それを踏まえると子どもにどのレベルまで習得してほしいかによって、ピアノの必要性も変わるのかなと思います。
我が家は
音大を目指していない
ある程度弾けるようになればいい
というスタンスだったので電子ピアノで十分なのではないかという考えに至りました。
また、電子ピアノの寿命が大体10年くらいなのだそう。
5歳で始めて10年くらい続いてそれでもまだ続けたいとなれば、そのときに買い替えれば十分だと思いました。
電子ピアノだとうまくならない?
たまに聞くのが「電子ピアノだと上達できない」という言葉。
プロのピアニストを目指して頑張るなら電子ピアノでは上達できないという言葉はうなずけます。
しかし、そうでないなら気にしなくてもいいと思います。
我が家の長女は日ごろ電子ピアノでしか練習していませんが、コンクールに推薦してもらえるほどに上達しました。
グランドピアノを持っていても練習をしなければうまくなりません。
まずは各家庭ができる範囲で子どもが練習を毎日続けられる環境を作ることが重要です。
でも「電子ピアノだと上達できない」という言葉が気になって迷っているなら、電子ピアノの購入はやめましょう。
後でやっぱりアップライトにすればよかったと思ってしまうからです。
コンクールで上位入賞を狙っていきたいご家族には、迷わず楽器のピアノをおすすめします。
ちなみに、小学1年生になり、新しく変わったピアノ教室の先生にも、
「コンクールに出るなら、絶対にアップライトを買って!!」
と言われ続けています。
居住環境さえピアノでも大丈夫な環境ならグランドピアノやアップライトピアノを買ってあげてもいいですね。
我が家もアップライトに買いかえた際にはまた記事にできればいいなと思います。
我が家が購入した電子ピアノはこちらの記事で紹介しています。